まんぼう 翻車魚倶楽部
航海日誌since July 2000

★11月4日*志摩ヨットハーバーから浜島へ
志摩ヨットハーバー
志摩ヨットハーバーのヨット ヨットハーバーを外から見たところ
ネイチャー
 修理のため志摩ヨットハーバーに置いてあった船『ネイチャー』を、修理が終わり、浜島の方に回航する事となった。
 今回の故障は、船内マストステップ下の船体構造体が強度不足の為、陥没したのを、FRPで補強する、というもの。かなり以前から、マストのリギンがなぜか、緩んでいて、はっきりとした原因が分からなかったが、こんなところが壊れていたとは、まさかという感じである。とりあえずこれで一安心。
 志摩ヨットハーバーは、五ヶ所湾の奥まったところにあり、静かないいヨットハーバーである。名誉会長があの石原慎太郎で、昔からある由緒正しい?ヨットクラブで、係留料金もかなり高額である。ハーバー内には、かなりの数のヨットが係留してあって、それも大きなヨットばかり、うらやましい・・・
 この日は、メンバーは3人。私と、オーナーのUさん、そのヨット仲間のTさんである。天気は薄曇り、ハーバー内は、風はなかったが、出航後、外海に出るとすこし風が出てきて、フルセールで軽くヒールするぐらいのクローズホールド、グッドウィンドである。ビールを片手に、すこし肌寒いが、久しぶりのセーリングを楽しむことが出来た。

 目的地は、ちょうど風に対して真上りとなり、途中からはエンジンで進むこととなった。約2時間後、浜島漁港到着。休みの日は漁港の桟橋も空いていて、港から歩いてすぐの所にある、網元の経営する店『八代』ですこし遅い昼食をとった。魚介類は新鮮で特に伊勢エビは安くてとても美味しいらしい。おまかせ定食で無事の航海を祝って乾杯となった。ん〜う・ま・い。
浜島漁港 八代
浜島漁港の桟橋に、一時係留する。 網元の店『八代』
 ヨットのいいところは、まず静かなところ。エンジンを止めて風だけで走れば、波の音だけである。モーターボートやジェットスキーのように騒音をまき散らす事がない。そして何よりその姿が優雅なこと。また、年をとってもそれなりに楽しむことが出来る。外国のヨット乗りは引退後、世界一周をしている人がたくさんいるそうだ。まんぼう、しじみの夢は自分たちのヨットで、老後は南の島をクルージングする事なのだ。あ、そうそう、海の上で飲む、お酒も格別である。


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