3. やっぱり最初は






やっぱり最初はDOレシピの王道
トリの丸焼きに挑戦!!

 無事、シーズニング作業が終わると当然何か作りたくなる。
本当はトマトソースの煮込み料理を作りたかったが、慣らしを終えたばかりの
DOではトマトやレモンの酸性の材料は向かないらしい。
せっかく油でコーティングされたものが、はげてしまうようだ。
はげるのはイカン、はげるのは・・・。

 ということで、我が家の新米DOの実践演習料理はトリの丸焼きに決定。
早速、お肉屋さんで丸ドリ購入。・・・が、帰り道色々と考えてしまった。
初めて見る(生の?)丸ドリは何ともグロテスクだったからだ。
←コレが丸ドリ。
 見慣れると、両手(羽根?)をきゅっと縮めて
 丸まっている姿が何だかカワユク思えてしまうのは
 私だけだろうか・・・。
 私が買いに行くお肉やさんでは大きさが2種類ある。
 大きい方が迫力はあるが肉がぱさついて美味しくなかった。
 小さい方は10インチのDOにぴったりサイズで
 肉質も柔らかくジューシーです。

今どきの子にしては珍しく、繊細で純朴な我が家の娘達。
コレを見たらさぞかしショックだろう・・・。
 更に私がお尻の穴に手を突っ込みおなかの中に・・・。
ああ、考えただけでも背筋も凍るホラーの世界。

 見せるべきか、隠すべきか?

 いや!見せるべきだ。
人が生きていくことの痛みを知ることはとても大切なのだ!!
(私達が生きていくためには様々な生き物の命をいただいて・・・)
一言一句、娘達に教え諭す言葉を考えていた。

 そして家に着くと、さっそく詰め物を用意する。すると娘達が飛んでくる。
「うわー、これなに?」
「ニワトリだよ。いつも食べているでしょ。」
「ふ〜ん」

 無言でじっと見つめる娘達。私は支度の手を止め、ゆっくりと話し出す。
「あのね、人が生きていくためにはね、・・・」って アレ??
振り返ると、もう居ない。
いっ、以外とサッパリしているのねぇ最近の子って・・・。

 そのかわりに、まんぼうが
「うわっ!すんごいなぁ〜」と寄ってくる。

「ホラ!見て見て!!コレが首、案外細いのネー。それからね、こっから
詰めモノするんだよー。ホラ、ここ。結構、脂肪が付いているものなのねー」
「いっ、いや・・・いい・・・」
3秒で立ち去る。

 あなたでしょ!このナベ買ってきたの!

 まあ、酒池肉林まみれのオジサンに人が生きて行くことの罪深さなど
今更説いてもしかたがない。

 そんなこんなで初めて作ったトリの丸焼きは予想以上にジューシーで柔らかく
私は一度でDOの信者となってしまった。勿論、キャンプ場でも大活躍!
特に「パン」は絶品だった。焼きたての香ばしさと言ったら
ああ・・・思い出すだけでよだれが。

 詳しいレシピはCOOOKINGのページでご覧下さい。

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 *おまけ

・翻車魚倶楽部今日の母の教えと父の驚き
 母:「サンゴちゃん、四国は4つ県があるから四国って言うのよ。
    九州は9つ県があるから九州・・・。」
 父:「えっ?!」